OfferBox(オファーボックス)とは
OfferBoxは登録学生の数・質ともにトップクラス且つ適性検査を取り入れたユニークなダイレクトリクルーティングサービスです。
- 採用ターゲットに能動的にアプローチしたい企業
- 早期から新卒採用を開始したい企業
- 知名度や認知度に課題があり、掲載型の就職サイトでは応募が集まりにくい企業
などにおすすめの採用チャネルになります。
OfferBoxの特徴・傾向
— 登録者の数・質ともにトップクラス
OfferBoxには20万人を超える学生が登録しており、学生利用率5年連続No.1の媒体です。旧帝大・早慶上智・GMARCH・関関同立などの難関大学出身の学生が登録数の4割を超えています。難関大学に所属する学生を採用したい企業は、是非とも抑えておきたい媒体です。
また文理比率は、文系65%・理系35%です。理系比率が20%程度の媒体も存在するため、理系学生を採用する企業にとっても使いやすい媒体と言えるでしょう。
— マッチング率を高める適性検査・豊富なプロフィール欄
OfferBoxには適性検査「eF-1G®︎」が標準搭載されています。当検査を従業員に受けてもらうことで、自社で活躍しやすい人材を言語化。そして、その要件とマッチする学生の検索・スカウト送付が可能なので、より自社に合った学生を採用することができます。
また学生のプロフィール欄は34項目と、他媒体に比べて充実しています。自己PRのみならず「自分を象徴する画像」や「私の将来像」や「動画で自己PR」などの項目があります。学生の人柄や経験を十分に理解したうえでオファーを送ることができるので、マッチング率の高い採用が可能です。
— 開封率・オファー承認率が高い
OfferBoxで送るスカウトメールは他媒体に比べて開封率・承認率が高い傾向にあります。企業・学生ともにスカウトメールの流通制限を設けることで、開封率や反応率の向上を図っているサービスです。開封率は89%、カスタマイズしたスカウトメールの承認率が27%というデータが出ています。母集団形成における時間対効果が良い媒体と言えるでしょう。
— 採用担当者の工数軽減機能を搭載
「ダイレクトリクルーティングは工数がかかる・運用が大変」という意見もありますが、OfferBoxは採用工数を減らすための機能もございます。
- 適性検査を通して自社で活躍している社員を言語化し、該当従業員に近しい学生を効率的に検索可能
- プロフィール入力率やログイン情報をもとに、オファー承認に至りやすい学生を上位表示
- 採用計画表をOfferBox内で作成可能
OfferBox導入企業の特徴
プライム市場やグロース市場の上場企業から、中小企業やスタートアップに至るまで幅広い企業に利用されています。特に早期から新卒採用を開始したい企業にとって、OfferBoxの豊富なユーザーデータと使いやすさは選択の決め手になることが多いです。
利用している業種も多岐にわたり、IT企業、コンサルティングファーム、SES/SIer、製造業、サービス業など、多様な業界の企業がOfferBoxを活用しています。またOfferBoxの公式サイトでは、実際にサービスを利用している企業の事例を検索することが可能です。これは、競合他社がOfferBoxをどのように使っているかを調べるのに非常に便利な機能です。
OfferBoxの料金
— OfferBoxの料金体系
スカウトメールの送付時期が異なる2つのプランがあります。
- 早期定額型プラン:1名採用につき25万円〜(就活開始初期段階からアプローチ)
- 成功報酬型プラン:1名採用につき38万円(就活本格化時期から集中的にアプローチ)
1名採用につき50万円を下回っているのは導入しやすい価格設定と言えるでしょう。
参照:https://offerbox.jp/company/fee
— コストシミュレーション(5名採用する場合)
例えば早期定額型の5名プランでスカウトメールを200枠活用。スカウト運用をRPO業者に依頼し、合計5名採用できた場合の利用料金は以下のようになります。
— 採用予算(OfferBoxの予算)の策定方法
採用予算を大まかに分類すると4つに分類することができます。
- エージェント費
- スカウト費(OfferBoxの該当箇所)
- 掲載媒体費
- その他
年間採用目標を採用チャネルごとに振り分けながら、OfferBoxに割くべき予算を数値化していきましょう。
OfferBoxの運用方法
OfferBoxの運用ステップは8工程です。
- ログイン
- 求人作成
- ターゲットリストの作成
- スカウトテンプレートの作成
- 送付
- 再送
- 分析・改善
- オファー承認
— 求人作成
求人票やスカウト文のタイトル構成は「ベース」+「フック」を意識しましょう。
- ベース:どんな業務内容をお願いするのか
- フック:自社の魅力を打ち出しながらタイトルにヒキをつくる
フックのつくり方は「自分ごと化」や「数字の魔力」など様々あります。
「フックの考え方その2」をはじめ、スカウト運用の教科書はこちら(ホワイトペーパーのCTAを挿入)
ベース+フックで構成された以下求人を参考に、自社ならではのタイトルを作ってみましょう。「総合職募集」と抽象的な職種で訴求するよりも、職種名を具体的に記載する方が惹きつけやすくなります。
- DAU2,000万人のコスメアプリ◯◯でプロダクトマネージャーに挑戦したい新卒募集!
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— ターゲットリストの作成
ターゲットリストを作成することで、スカウト送信を一気に行うことが可能になります。しかし一斉送信をすることを見据えて、検索条件を緩めないよう気をつけましょう。
運用初期は「THE・採用ターゲット」のみに送付できるよう、検索条件を絞り込みます。そして送付対象者が少なくなり始めたタイミングで、検索条件を緩めていきましょう。
OfferBoxで必ず見るべき項目は希望業界、希望職種、勤務地です。さらにOfferBoxでは
- 適性検査の結果
- 私の将来像(400字)
- 自分を象徴する画像
などターゲット軸が豊富にあるため、様々な軸でターゲットリストを作成していきましょう。
— スカウトテンプレートの作成
HeaRの支援実績で返信率の高いスカウトメールの型を3つご紹介します。
- まずは会いませんか?型
- イシューで惹きつける型
- あなたに興味あります型
タイトルは「ベース」+「フック」を意識しながら作成し、本文は上記構成を参考に作成しましょう。大学や学部を限定したスカウトメールや独自の選考ルートを用意するスカウトメールも反応率が高まります。またスカウトを一定期間運用した後に返信率・応募率の高い型を特定できるよう、送付後の分析体制も構築します。
— 送付
ターゲットリストに追加した候補者に対してスカウトを送付していきます。スカウトテンプレートを軸に、1人ひとりへ多少のカスタマイズを行う場合は以下の点を意識しましょう。
- 「誰から」「どんな人に」「なぜ送ったのか」を文中で明確にする
- 褒める以上に、自社とのフィットを伝える
- 候補者に伝わる魅力を打ち出す
- スカウトメールのゴールを設定する(カジュアル面談・説明会等)
- Iメッセージにする(自分が感じた事実のため、否定されにくい)
— 再送
スカウトメールは一度のみならず複数回送ると返信率が高まります。候補者も多くの企業からスカウトを受け取っています。目に留めてもらうためには、何度も送付して接触機会を最大化する必要があるのです。
同じタイトル・本文を複数回送るだけでは候補者から返信は来ません。1通目から3通目にかけて文章量を減らしていったり、複数回送付していることをアピールする内容に変えていきましょう。
— 分析・改善
スカウトは送付して終わりではございません。どのようなタイトルが良いか、どの職種のパフォーマンスが良いかなどを分析・改善する必要があります。
スカウト運用の成果向上に寄与する分析項目は以下です。
- 媒体×歩留まり
- 職種×歩留まり
- ターゲットリスト×歩留まり
- タイトル・本文×歩留まり
- 曜日×歩留まり
- 時間帯×歩留まり
- 時期×歩留まり
希望する分析がOfferBox上でできない場合は、スプレッドシートなどを活用しながらデータを蓄積・分析していきましょう。
OfferBoxで返信率の高い候補者を見分けるコツ
候補者を検索する際、返信率を上げるために見るべき一般的な項目は以下になります。
- 最終ログイン日
- 登録日
- レジュメ更新日
- 受信スカウト数
- スカウト返信率
- 希望職種
- 希望業界
- 転職意欲
OfferBoxでは特に
- 最終ログインが直近
- 希望業界が自社と合致
- 募集職種と希望職種が合致
- オファー受け取り数が少ない
ユーザーにスカウトを送付すると返信率が高まることでしょう。
OfferBox運用の注意点
OfferBoxを運用するにあたっての注意点を紹介します。
— 各タッチポイントの「スピード」を意識する
OfferBoxを活用する際、特に注意すべき点は学生とのコミュニケーションにおける「スピード」です。OfferBoxに登録しているユーザーは就職活動に対して非常に意欲的であり、他の企業から魅力的なスカウトを受けると、すぐにその機会(選考)に移行してしまう可能性があります。
そのためデータベースで興味を持った学生を見つけたら、できるだけ迅速にコンタクトを取ることが重要です。また返信をもらったら面接、そして内定に至るまでのプロセス全体において「迅速さ」を意識して対応しましょう。スピード感のある選考体験は採用競争力のある企業として候補者に認識され、採用成功の可能性が高まります。
— 各タッチポイントの「一貫性」を意識する
スピードに加えて採用活動に「一貫性」も持たせると、採用競争力向上をより期待することができます。以下のような一貫性がない状態では、候補者も不安を覚えることでしょう。
- スカウトメールの訴求内容が1回目と2回目で大きく異なる
- スカウトメールで訴求していた内容が初回面談時に全く触れられない
- 1次選考官と2次選考官で言っていることが違う
候補者との各タッチポイントで一貫性を提供できる仕組みを構築しておきましょう。
— 採用コストの肥大化に注意
OfferBoxの運用時は、採用人数ごとに成功報酬が発生する点に注意が必要です。特に多人数の採用を計画している企業にとっては重要な考慮事項となります。
成功報酬制は採用の質を保証する一方で採用数が増えるにつれてコストも増加するため、予算計画において慎重に検討する必要があります。多くの人材を採用する予定がある場合、それぞれの採用にかかるコストを事前に把握し、全体の予算内で最適な採用戦略を立てることが求められます。
OfferBoxに関するよくある質問
OfferBox運用に関するよくある質問を紹介します。
Q. 返信率が高い時間帯はありますか?
A. OfferBoxにおいて返信率が高い時間帯は、主に学生が自由に時間を使える朝早い時間帯や夜間です。特に平日の朝7時から9時の間や、夜の18時から22時の間が最も効果的な時間帯とされています。この時間帯の返信数が少ない場合は、曜日や時間帯のA/Bテストを行いながら自社ターゲットに最適な時間帯を特定しましょう。
Q. 返信率が高い時期はありますか?
A. OfferBoxに登録する学生の活動ピークは3年時の4月〜6月。その後は徐々に承諾率が低下するケースが多いです。大学4年時に大手ナビ媒体がオープンしてからは、アクティブ率や承諾率の減少が加速していきます。承諾率がピーク時の半分以下になる企業も。そのため大手ナビオープン前からの利用がおすすめです。
Q. スカウト文のカスタマイズはした方がいいですか?
A. HeaRではカスタマイズを推奨しております。テンプレートを活用すると時間の節約にはなりますが、パーソナライズされたメッセージに比べて成果は低くなる傾向にあります。早期定額型プランの場合は初期費用もかかるため、費用対効果最大化に向けて候補者一人ひとりに個別アプローチをしていきましょう。
OfferBoxの運用事例3選
HeaRではOfferBoxの運用代行(RPO)実績が豊富です。以下にいくつかの例を記載いたします。
社員数300名超×サービス業の新卒採用支援
サービス業界で社員数200名超企業様の支援事例(早期型5名プランを利用)
- 自社で働く魅力を入社1〜3年目社員と一緒に言語化
- 魅力をスカウトメールに記載(箇条書き形式で5個)
- サービス業に興味のある学生をターゲットにしてスカウトリスト制作
HeaRが採用戦略の策定から実行までを一気通貫で支援。6ヶ月間の運用を経て、総合職5名の採用成功。
SaaS企業の新卒採用支援
ホリゾンタルSaaS企業様の支援事例(早期型3名プランを利用)
- スカウト返信率を高めるために採用ピッチ資料を制作・添付
- 日程調整・候補者対応をすべて代行
- A/Bテストの結果「社会課題訴求」の返信率が突出
HeaRがコンテンツ制作から運用、日程調整まで幅広く支援。採用担当者様はコア業務(候補者の惹きつけ)に注力することで歩留まり改善も実現。結果、3名の新卒を採用することができました。
岡山県(地方企業)の新卒採用支援
岡山県に本社を構える設備工事企業様の新卒採用支援事例(早期型3名プランを利用)
- スカウト返信率を高めるために代表インタビュー記事を制作・添付
- 岡山県ならびに近郊地域出身者にスカウト送信
- A/Bテストの結果「地元で働く訴求」の返信率が突出
コンテンツ制作から運用まで幅広く支援。岡山県在住の学生1名と香川県在住の学生1名と岡山県出身の方1名(Uターン)を採用することに成功。
ビズリーチ運用にお困りの際は、貴社の状況を踏まえご相談ください。上記以外の事例も豊富にございますので、貴社に近しい事例を交えてサービス説明いたします。
採用目標達成のためにOfferBoxを駆使しましょう
スカウト運用に取り組むことで母集団形成を加速し、採用目標達成を実現しましょう。OfferBox運用にお困りの際はHeaRにご相談ください。
- スカウト運用に関する豊富な実績やノウハウ
- 採用BI「HITOME(ひとめ)」を活用した定量的・定性的なスカウト分析
- 20,000名超の独自データベースを活用した「HeaR Survey」で競合分析
などの特徴がございます。
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