ホーム
>
ノウハウ
>
採用ブログ
>
ネガティブは強みにもなれる。コーチングから教育を変える挑戦 #私の青春
2022-02-28

ネガティブは強みにもなれる。コーチングから教育を変える挑戦 #私の青春

監修者

HeaR株式会社 代表取締役 大上 諒
2016年、コンテンツマーケティング支援のサムライト株式会社に入社。同社で30社以上のメディア運営に携わったのち、新規事業の責任者として複数の事業立ち上げに従事。
2018年にHeaRを設立し、累計100社以上の採用支援に関わる。「青春の大人を増やす」をミッションに複数のHRサービスを展開中。

編集者

HeaR株式会社 編集部
採用のプロフェッショナルが複数在籍し、採用戦略・ブランディングから実行までを一貫で手がけるHeaR株式会社。
著者の詳しいプロフィール

目次

「働いて青春」する大人が増えれば、社会はもっと素敵になる。そんなHeaR株式会社のパーパスに共感してくれた方をお招きして仕事と青春について伺う、シリーズ”私の働いて青春”。今回は、株式会社EPLGAの人事、コグレさんにお越しいただきお話を伺いました。


コグレさん


1997年8月6日生まれ。群馬県太田市出身。
高校卒業後、東洋大学に入学。大学2年生の時に白血病が発覚し、抗がん剤治療による闘病生活を経験する。退院後すぐにフランスへ留学。ストラスブール大学にて、Intercultural Management and leadershipやweb marketingを学ぶ。大学卒業後、株式会社ネオキャリアに就職。同社を2ヶ月で退社。その後、株式会社EPLGAに入社し、新卒採用とデジタルマーケティングを担当。SNSマーケティングを独学で学び、集客及び認知拡大に貢献。現在はディレクターとして、新卒採用・マーケティング・コンサルティング・コーチングを兼務。https://twitter.com/kogure_yuto



ネガティブを力に変える。どん底からの回復で出会ったコーチング


田島:

コグレさん、よろしくおねがいします。あの、ずっと気になっていたことがありまして……


コグレさん:

はい、何でも聞いて下さい!


田島:

コグレさんって、Twitterのアカウント名に「ネガティブHSP」って入ってるじゃないですか。SNSがポジティブな発信にあふれる現代、コグレさんみたいに「ネガティブ」を公表する人って、なんでなんだろう、って思ってました。いきなりすみません。


コグレさん:

確かにそうですよね。自分自身の経験として、「ネガティブな感情は、力に変えていける」ことがわかっているからです。それをより多くの人に伝えたくて、ネガティブHSPと名前をつけて発信しています。


田島:

ネガティブを力に変えていける……コグレさん自身の経験から、そう思ったということですよね。


コグレさん:

そうですね。実は僕は学生時代に白血病を患っているんです。病気が判明したときにはかなり進行していて、抗癌剤治療を受けることになりました。病棟にいた時は、生と死の間にいる状態。今にも自分が死ぬかもしれない、という恐怖に苛まれることになって、精神的に追い詰められて躁うつ病を経験しているんです。


田島:

それは本当に……今コグレさんが生きていてくれて本当に嬉しいです。今は白血病は寛解されたんですか?


コグレさん:

おかげさまで、今は定期的な検診を受ければ大丈夫、というところまで回復しました。


田島:

なんというか、体調的に追い詰められている時って本当につらい思いをすることが多いんですよね。精神的な健康も保てない人が多い。その中で、コグレさん自身は立ち直ってこられた経験があるんですね。


コグレさん:

僕の場合は、コーチングを通して自分の負の感情を力に変えていけることを実感していったんです。


田島:

コーチングとの出会いはなんだったんですか?


コグレさん:

新卒で入社した会社を辞め、どうしようかと悩んでいる時に今の会社、EPLGAの代表と出会いました。EPLGAはコーチングとコンサルティングを通して、個人や企業の成長をサポートしている会社です。代表と出会った時は、コーチングやコンサルティングに触れたことも無かったのですが、代表の人柄とビジョンに共感して入社しました。それが、会社とコーチングとの出会いなんです。


田島:

私も、絶対そう見えないと思うんですけど、結構ネガティブな感情に囚われてしまうことが多いんです。それを力にできるとか、自分で向き合える機会を持つのがコーチングの強みですよね。


コグレさん:

僕も代表からコーチングを受けて、その中で「生きやすくなった」「これが自分の強みなんだな」と感じられる機会があったんです。だからこそ、自分自身を見つめ直した上で、新たな自分が見つけられるコーチングというものをもっと世に広めていきたいと思っています。


自分の思いを自分で語り、未来につなげるコーチング


田島:

EPLGAさんのサービスについてもう少し教えて下さい。どんなことをしている会社なんですか?


コグレさん:

toC、toB両方に向けて、コンサルティングとコーチングを行っています。個人の方であれば、3〜4ヶ月のプログラムを通して自分自身を見つめ直す機会を提供するんです。過去の苦しい体験や、葛藤の記憶から学び気づきを手に入れ、それを未来につなげていく、というコーチングですね。


田島:

EPLGAさんのコーチングは、「KUDENコーチング」と呼ばれていますよね。KUDEN……口伝、でしょうか?


コグレさん:

そうです。僕らのコーチングはすこし特殊で、経験を振り返るだけでなく、その経験や未来への希望をスピーチしてもらうんです。過去にこんなに苦しい体験があったけど、こんなふうに自分は変わった、という発表の場を設けています。今では、フリーランスや個人事業主の方にブランディングの動画としても活用していただいています。


田島:

なるほど……なんとなく、依存症からの脱却を目指す自助グループを思い出しました。自分の体験を整理し、向き合って、その上でちゃんと自分の言葉で話すことって、とても大切なことなんですよね。


コグレさん:

KUDENコーチングは企業さんにも応用できます。会社のメンバーひとりひとりが主体性を発揮するために、必要なリーダーを育成するプログラムとしてKUDENコーチングを用いるんです。


田島:

それぞれが自分の言葉で自分の思いを話せることって凄く大切ですもんね。


コグレさん:

そうなんです。社長さんが実際にKUDENコーチングを受けて、社員の前でスピーチをすることで、みんなが「会社の思い」に共感し、文化が出来ていくということもあります。


田島:

コーチングの良さを様々な形で広げているコグレさん。コグレさんが青春を感じるときってどんなときですか?


コグレさん:

「キラキラした未来が広がっているよ」と誰かに伝えられた瞬間ですね。今EPLGAでは新規事業として、サブスクリプション型の動画プラットフォームを作っています。いろいろな業界の人達が過去の苦しみを語り、乗り越えて未来につながったというエピソードを配信できるサービスです。動画になることで、より多くの人がコーチングのエッセンスに触れることができる。そこから、未来への希望につなげていけたら嬉しいと思っています。


田島:

確かに、コーチングは社会人が受けるもの、というイメージがありますが、学生さんや時間がない方でも誰かの苦しみと乗り越えた経験を聞けば未来に希望を持てそうな気がします!


コグレさん:

自分が「素敵だな」と思ったものを一人でも多くの人に届けている時、青春を感じます。たとえば、ネガティブな面を見つけるのが上手い人って、裏返せば自己分析が上手な人なんですよ。


田島:

確かに! ポジティブは素敵なことですが、ポジティブすぎると自分の弱みに気が付かないこともありますもんね。


コグレさん:

ネガティブな部分を強みに捉えられれば、「自分は自己分析ができる、此れを生かして頑張っていこう!」という希望に繋がります。過去の自分のように、負の感情に囚われたり、うつを経験したり、そういう苦しさを持っている人を救えるように、事業を伸ばしたいです。


主体性とクリエイティビティが、いずれ日本の社会を良くしていく


田島:

最後に、コグレさん、そしてEPLGAさんが向き合っていきたい「社会の課題」について教えて下さい。


コグレさん:

僕たちは、日本の教育を変えたいと思っています。1990年代、世界の企業時価総額ランキングで、トップ20位のうち14社は日本企業でした。でも30年後の現在、日本企業はトップ20位に一社も入っていません。


田島:

確かに……。日本の経済は縮小傾向。大きな社会課題ですよね。


コグレさん:

日本人は昔から、素晴らしい精神的な豊かさを持っています。ただ、今の教育だとそれぞれの主体性を伸ばしていくことはとても難しいんです。コーチングには、それぞれの誇りと主体性を広げていく可能性があると感じています。


田島:

主体性と誇りが日本の経済を作っていく、ということでしょうか?


コグレさん:

僕たちはそう考えています。今の時代、時価総額の上位企業はクリエイティビティと主体性を持ち、それを形にしてきた企業です。これから、主体性を持つ人が新たな価値を生み出していくようになります。決められたものを決められた行程でどれだけ効率的に作るかどうか、という時代は既に終わっているんです。


田島:

主体性とクリエイティビティ。大事な言葉だな、と思います。何かを思いついた時に「こういうのがいいと思います」と手を上げて言えるひとが増えていったら、きっと面白いものが生まれてきますよね。


コグレさん:

そうなんです。日本人が持つ精神性の豊かさと、主体性が組み合わさったら、また日本の経済は大きく伸びていくと感じています。


田島:

それぞれが自分自身に誇りを持つことはすごく重要だな、と感じます。


コグレさん:

例えば、うつ病で苦しむ人。マイノリティで自分自身に自信が持てない人。自分らしく生きられないという苦しみを抱えている人を、コーチングで導くことができるはずです。それぞれが主体性を持ち、苦しみから抜けて同じような苦しみを抱える人に向けて発信できるようになった、という方もいらっしゃいます。僕たちはサービスを通して、人々の主体性を支え、より日本の経済を成長させていきたいです!



【KUDENコーチングとは?】


「口伝」とは古来より日本に伝わる、コミュニティの中で未来に大切なことを残すためのコミュニケーション手法の1つ。
話し手が聞き手に「何か」を伝えるとき、その目的は「聞き手」の思考と行動に変容を与えることです。
KUDENコーチングでは、他者をも変容する力を持つ”ストーリー”を引き出し、その内容の「伝え方」と「伝える場」を提供しています。

ストーリーによって共感と行動変容を与える伝え方を身に付けることは、影響力とブランディングを手にすることを意味します。

企業におけるリーダーが語れば、社員の定着率が向上するでしょう。

採用担当者が語れば、求職者の応募数が増加するでしょう。

フリーランスの方が語れば、サービスの認知度が高まり売り上げが伸びるでしょう。

詳しく活用法や事例を聞きたい方は是非、コグレまでご連絡ください。