ITが広がる社会でまだまだアナログな「受発注」の領域
田島:
実は森さんと私は結構関わりが長いんですよね。ユニラボさんでも「めちゃくちゃ忙しい」と評判の森さんですが、最近はちゃんと休んでますか?
森さん:
私自身は仕事好きなのでどこまでも頑張れます!笑
田島:
おおお……ユニラボさん、資金調達もされて上場までもう一直線ですもんね。
森さん:
もちろん冗談です笑
プライベートの時間もちゃんと確保しています。漫画だって読みますし、ゲームもしますよ。
田島:
うんうん、良かったです。今は森さんはユニラボさんのHR全体を見られているんですよね。
森さん:
そうですね、採用、人事、労務、総務の領域を広く見ています。メンバー一丸で組織グロースに向けた課題にチャレンジしています。
田島:
よかったです、ちょっと安心しました(笑)……さて、今日はHeaRのパーパスプロジェクトに参加していただいてありがとうございます。ユニラボさんは、アイミツというサービスを通して受発注の不を解消している会社さん。それがどんなふうに社会課題を解決しているのか、というお話を伺いたいと思います。
森さん:
まず「アイミツ」について少しお話させて下さい。アイミツは、希望にピッタリの発注先を簡単に選定できる、その名の通り、相見積もりも簡単に取れる、というサービスです。
田島:
相見積もり、今も尚アナログなところおおいじゃないですか。3社くらい相見積しといて、って言われて、それぞれ話を聞いて……でもそれぞれの会社さんが出してくれる見積もりの項目って全然違くて比べにくい。結局松竹梅の真ん中を選ぶ、みたいな……。
森さん:
そうなんですよね。発注者さんが会社を選ぶのってほんとうに手間のかかる工程が多いんです。アイミツでは、そういう難しさを解消するサービスを提供しています。同時に、受注者さんが良い発注者さんと巡り会えるようにマッチングをするプラットフォームとしての役割を果たしています。
受発注の不の解消はどのように社会をよくしていくのか?
田島:
受発注の面倒さって、実際やったことあるひとなら凄く「うんうん」って感じですが、あまり経験のない人にとってはピンとこないですよね。ユニラボさんは、受発注の不を解消しているその先にどんな社会課題に向き合っていらっしゃるのでしょうか?
森さん:
今日本の人口は減っていますよね。労働力も不足、若手人材も少なくなっている中、SaaSなどITサービスの普及で個人レベルの生活はかなり便利になりましたよね。
田島:
たしかにそうですね。会社の中でも個人を管理するツールは増えてきました。
森さん:
ただ、企業活動に関してはまだまだ非効率が多く残っています。その中でも「受発注」の領域は、先程のご指摘の通り昔からほとんど変わっていないんですよ。ITは普及しているはずなのに、全然進化していなかったんです。
田島:
やっぱりどこの会社さんも、相見積もりを取って比較検討して……ってアナログでやってたんですね。
森さん:
何か新しく発注をしようと思った時にはいろいろな手間が生じます。まず調べて、企業をいくつか絞り、社内の詳しい人に聞いて歩いて……一部の大企業などでは発注の課程が「社内ドラクエ」って呼ばれることも(笑)
田島:
確かに! 村についたら聞き込みをして、いろんな情報を集めて……そういう面倒さが残っている業界なんですね。
森さん:
巡り巡って企業の生産性を下げてると思うんです。ITの活用という考え方だと、社内で出来ない「発注したいこと」はプロに任せたほうが早くてクオリティが高い。しかしその選定に時間がかかってしまっている状況、あまり好ましくはないですよね。
田島:
わかります。誰に頼めばいいのかわからず、加えて発注先の会社さんに自分たちの希望をちゃんと伝えられるのか不安が残って、お金と時間を使ったけれど納得行くものが出来なかった、ということもありますしね。
森さん:
そういった課題を解消するプラットフォームとして、アイミツは機能を果たしているんです。加えて、地方のIT活用に関しても、大きな課題を感じています。
田島:
そうですね、都市部に技術が偏っているのは、私も感じることがあります。
森さん:
おっしゃる通り、IT活用の格差、機会の不平等さは、地方と都市部の差は大きいと感じます。。
田島:
そうですね、採用においては地方の学生と都市部の学生の情報格差にふれる機会も多かったのですが、企業間にも確実に存在する問題だと思います。地方の経済発展を阻害しかねない大きな課題です。
森さん:
アイミツは発注したい人と受注したい人を結びつけるプラットフォームです。地域を超えて最適なマッチングを生み出していくことで、地方創生にも貢献できると考えています。
田島:
そもそもアイミツがSaaSで、ITサービスじゃないですか。正直、ITに馴染みのない人にとってはアイミツすら難しい、ということもあるのではないでしょうか。
森さん:
アイミツはITの力だけでなく、人の力も活用しています。受発注のプロ、アイミツが誇る「コンシェルジュ」が、発注者さんに要件詳細をヒアリングをして適切な受注者さんをご紹介します。
田島:
ただのプラットフォームで、「はい!いっぱいあります!選んで下さい!」じゃないんですね。
森さん:
発注者さんの悩みとして、例えば「アプリを作りたいけれど、いくらくらいで、どれくらいのものが出来るかわからない」というような悩みを抱えていることが多いんですよね。
田島:
あー……わかります。新規事業の責任者としてアプリ開発をしていた経編があるんですが、私は非エンジニアなので、ある機能を実装するのがどれくらい大変なのか想像もつかないんですよね。
森さん:
そうなんです。ふんわりした要望をコンシェルジュが引き出し、「それだったらこういう事をしましょう、かかる予算と納期は平均的にはこれくらいです」ということをご提示して発注者さんと要件定義していきます。そのうえで受注者さんをご紹介するので、発注者さんもクリアな状態で発注ができますし、受注者さんも具体的にやることが決まった方々とマッチングできるんですよね。
田島:
アイミツはただ相見積もりを取るサービスではなくて、ITを活用するチャンスを平等にしているものなんですね。
森さん:
なかなか情報にリーチするのが難しい環境の中では、何を作るのにいくらかかるのか適正がわからない、という悩みは散見されます。それによって、安い金額で作ってくれるところに発注をしたものの全然思っていたものと違った……というような問題はよく発生しています。どこに力を入れたいのかを、発注者さん自身も明快にする必要があると考えます。そこを人が支えることによって、IT活用の幅はさらに広がっていくと思っています。
人事の仕事は、間接的に社会をよくしていくこと
田島:
大きな社会課題に向き合う中で、ユニラボさんは事業を伸ばしていらっしゃいます。人事を与るマネージャーとして「もう辛い!」ってなったこととかないんですか? 森さんってすごくタフな印象です。
森さん:
つらい! と思うこともありますよ、もちろん(笑) 組織が大きくなっている中で、やはりまだ人手が足りないんです。チャレンジの幅も質もどんどんハードル高くなっています。
田島:
そんなときどうされてるんですか?
森さん:
ユニラボの助け合う文化に支えられています。困っている人に手を差し伸べあうことができますし、チームで協力して成すべきことに向かっていく、その瞬間に凄く熱量を感じるんです。共通の目標に向けて一緒に全力疾走している感覚ってまさに青春ですよね。
田島:
会社が成長するタイミングって、ほんとうに青春を実感できることが多い気がします。
森さん:
早いことに、そろそろユニラボに入社して3年が経ちます。組織が大きくなっているのを実感することが多いです。全社会でみんなで写真を撮ると、「メンバーが増えたな……」としみじみ嬉しくなります。また、どれだけ組織が大きくなっても、一人の候補者さんが「ユニラボに入社する」という決断をしてくれたときの喜びは変わらないと思います。仕事における一つ一つの瞬間すべてが青春です。
田島:
同じスタートアップの人事経験者として、涙が出るほどわかります。
森さん:
組織が大きくなることで、アイミツが拡がることで世の中に対してより大きな貢献をしている実感を得られると思います。会社の成長と共に、これからも青春していきます!
▼森さんからのPR
私たちの目標は世の中の「インフラ」になり、ビジネスに存在する「不」を解消することです。
この難しいチャレンジに共感いただける方、ぜひ、青春を共にできればと思っております!
ご興味いただけましたらお気軽にご応募ください!心よりお待ちしております。