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Facebookでの採用活動のメリットとは?運用のポイントや注意点を解説
2022-08-29

Facebookでの採用活動のメリットとは?運用のポイントや注意点を解説

監修者

HeaR株式会社 代表取締役 大上 諒
2016年、コンテンツマーケティング支援のサムライト株式会社に入社。同社で30社以上のメディア運営に携わったのち、新規事業の責任者として複数の事業立ち上げに従事。
2018年にHeaRを設立し、累計100社以上の採用支援に関わる。「青春の大人を増やす」をミッションに複数のHRサービスを展開中。

編集者

HeaR株式会社 編集部
採用のプロフェッショナルが複数在籍し、採用戦略・ブランディングから実行までを一貫で手がけるHeaR株式会社。
著者の詳しいプロフィール

目次

Facebook採用のメリットとは

採用のミスマッチを減らすことができる

Facebookでの日々の発信を通じて、実際の社内の雰囲気や日常などのリアルなカルチャーを求職者に伝えられます。このような発信を見た上で応募する候補者は、自社のカルチャーに共感していたりマッチしやすい素質を持っている可能性が高く、マッチ度の高い候補者を集めることができます。

ビジネス面での使用者が多い

Facebookのアカウント作成は無料で誰でも始められるため、予算はあまりかけられないけれど何か新しい施策を打ちたいといった場合に適しています。

また、使用している年齢層が他のSNSと比べて高く、ビジネス面の訴求をしやすいというメリットがあります。

アカウントが実名・経歴ありで公開されている

Facebookのアカウントは基本的に実名という決まりがあり、そこにはこれまでの経歴や職歴・あるいは職務内容などを明記しているユーザーもいます。

自社が狙いたい採用セグメントに対してアプローチしやすく、母集団形成に対して効果的と言えます。

Facebook採用のデメリットとは

短期的に大きな効果は期待できない

Facebook採用は、初めてすぐに効果が出るというものではありません。採用によい効果を与える段階までアカウントを育てていくためには一定の期間が必要です。定期的な投稿や、コンテンツの改善など、長期的に、少人数でもより自社に合った人材を採用したいといった場合に適した採用手法と言えます。

炎上のリスクがある

SNS運用での投稿・発信は第三者が常に見られる状態にあります。 Linkedinはツイッターなどと比べると拡散性が低いSNSではありますが、企業の名前をプロフィールなどに表示させて発信する以上は炎上リスクに気を配る必要があります。

さ:災害・差別

し:思想・宗教

す:スパム・スポーツ・スキャンダル

せ:政治・セクシャル(含LGBT)

そ:操作ミス(誤投稿)

上記の「炎上さしすせそ」に気をつけながら運用をしましょう。コンテンツについては、第三者からみて問題がないか、社内でのWチェック体制を整えるなどで炎上のリスク対策をすることも可能です。

一定の工数がかかる

Facebook採用を成功させるには、継続的な運用が欠かせません。特にアカウント立ち上げ期のコミュニティの参加者がまだ少ない頃は、コンテンツの定期的な投稿が望ましいです。

工数をかけられる見通しが立たない場合は、別の方法を検討するのも一手です。

Facebook運用-準備編

ここからは、実際にFacebookを運用する際にどうすればいいのかを準備フェーズと実践フェーズに分けて解説していきます。

フォロワーペルソナを設計する

まず、どんな人にコミュニティを見てもらいたいのかを決めます。採用ペルソナを設計している場合は、その人物像をもとに「Facebookを見る頻度」「どんな目的でFacebookを運用しているか」などの項目について考えを広げていきましょう。採用ペルソナの設計がまだの場合は、先にそちらを設計してからフォロワーペルソナの設計に入るのがおすすめです。

以下記事では、採用要件(ペルソナ)のフレームワーク・設定方法について説明しております。ぜひご一読ください。

▽採用要件(ペルソナ)の設定方法&フレームワークを大公開▽

https://www.hear.co.jp/recruit/persona-make

発信のコンセプトを設定する

Facebookでの発信は基本的に文章+画像ベースであり、アカウント作成の際のコンセプト設計は、「自社として発信したいこと」の2軸を整理することで決めていくと良いでしょう。

「この企業で働きたい」と思ってもらう前に、「この人がいる企業が気になる」といった認知形成ができると実際の採用プロセスに効果的なSNSであることを把握しておきましょう。

Facebookのコンセプト設計においては、求職者視点から認知形成を進めていくに当たって、どのような投稿を一貫して続けるかを決めることが大切です。

スターバックス社では、facebookのコミュニティ形成を進めるに当たって、「スターバックスで働く人のストーリー」に着目してコンテンツ設計をしています。

Facebook運用-実践編

認知拡大

Facebookを始めてまずやることは、認知拡大のための取り組みです。

Facebookコミュニティを作成したら、自社の人材へのインタビューや自社のカルチャー紹介など、自社のことを知ってもらえるようなコンテンツの作成を進めていきましょう。

想起集合を取る

設計した採用コンセプトの一部をアカウント名に記載する、投稿に採用コンセプトを想起させる単語を散りばめるなどの施策により、フォロワーに自社の採用コンセプトを浸透させ、「〇〇といえばこの会社」と印象づけることができます。

この印象づけができれば、〇〇な会社に転職したいとフォロワーが感じた際に真っ先に自社を思い出してもらえるため、Facebookからの応募へと繋がっていきます。

求人情報の公開・拡散

ある程度のフォロワーを獲得できたら、求人情報をFacebookに投稿したり拡散したりといった採用への活用を本格化させていきましょう。

また、採用コンセプトに基づいた発信ができている状態であれば採用広報記事はカジュアルなものでもよいので、たくさん出していくのが効果的です。

DMからのダイレクトリクルーティング

日頃からコミュニケーションを取っているフォロワーによい人材がいれば、DM(メッセンジャー)を通じてスカウトを送ってみましょう。送信の際は、あまりかしこまりすぎずこれまでのやり取りや関係性を踏まえた内容にし、まずは気軽な面談の打診から始めてみるのがおすすめです。

また、運用間もない時期のような関係性ができていない場合にDMを送ってしまうと、逆に不審に思われたりネガティブな印象を持たれたりすることがあるので注意が必要です。

以下記事では、SNSなどのソーシャルリクルーティングのポイントと成功事例について説明しております。ぜひご一読ください。

▽ソーシャルリクルーティングの成功ポイントと事例9選▽

https://www.hear.co.jp/recruit/social-recruiting

Twiiter採用が上手な企業

スターバックス社

大手カフェチェーンであるスターバックス社は、世界的にもソーシャルリクルーティングの成功事例の代表と言われており、Facebookを使用した採用を成功させています。

Starbucks Partnersという採用専門アカウントを持ち、働いている人のストーリーや求職者へのメッセージなど、企業としてのカルチャーや熱量が伝わるようなコンテンツ発信によって、求職者を惹きつけることができています。

Facebookアカウント:https://ja-jp.facebook.com/starbuckspartners

博報堂社

博報堂社では広報室がfacebookでアカウントを運用しており、自社の広報について発信し、採用事務局がTwitterを運用し、採用イベントや情報を発信しています。

こちらは採用専門ではなく広報機能も兼ね備えていますが、その分発信のコンテンツは多様であり、広く自社に興味を持っている人材にアプローチできていると言えるでしょう。

Twitterアカウント:https://twitter.com/hakuhodo_mp

Facebookアカウント:https://www.facebook.com/hakuhodo.koho

まとめ

Facebook採用は、マッチ度の高い人材を採用したり採用コンセプトを求職者に浸透させるためにはとても有効な施策です。継続的かつ一貫したコンセプトをもった運用を通じて、よい効果を生み出していきましょう。

HeaRでもソーシャルリクルーティングのご相談を受け付けておりますので、ぜひお申し付けください。

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